宮守川上流生産組合

一集落一農場
一集落一農場
地域の約8割を山林や原野が占める上流地区は多くが小規模農家です。
今後の農業や地域を守るため、地域ぐるみで集落営農を担う「一集落一農場」を掲げ、「宮守川上流生産組合」が誕生。全国でも珍しい地域主導の農業法人として注目されています。
地域の農業と自然を守る

営農部では、担い手のいない農地を請負い、今では地域の約半分の農地を引き受け、米や野菜を育てています。

素材の味をぎゅぎゅっと詰めて

農産加工部では、どぶろくやジュース、ジャムなどの商品開発から製造までを行なっています。

ライン
組合直営の産直

名物の馬刺しや豊富な農産物、どぶろくやジュースなどの加工品を販売しています。

ジュースの原料も栽培

にんじん、トマトはもちろんブルーベリーや山ぶどう、キウイもこの地域で育てています。

あしたの宮守あしたの組合へ

組合長 浅沼幸雄/副組合長 桶田陽子 組合長 浅沼幸雄/副組合長 桶田陽子

これから組合が果たす役割ってなんだろう

浅沼
農地の作業受託や産直の運営、新たな特産物の開発など、これまでいろいろやってきたけど、組合の役割を改めて見つめ直す時期に来ていると思うんだよな。
桶田
昔は組合員の力を結集すれば何とか解決できたことも、今はそう簡単にはいかない。新しい発想やビジョン、 新たな統率力が必要になっているかもしれません。
浅沼
その時代時代に合ったやり方を、柔軟に取り入れていかないと。農作業の受託だけだったら民間でもできること。組合だから果たせる役割を考える必要があるよな。
桶田
例えばどういうことですか。
浅沼
上流式の考え方や技術を継続するだけじゃ、発展はない。例えば組合に入った若者に上流式をみっちり学んでもらって、2年後には独立。それぞれの場所に帰って上流式を広めてもらう、という方向性もあるんじゃないかな。
桶田
ここを学びの場として、上流式DNAを広げていくわけですね。
浅沼
外とのつながりをつくっていくと、いろんな場所で上流式が受け継がれるし、広がっていく。その方がおもしろいし、新たな役割を提示できるんじゃないかな。
あしたの宮守あしたの組合へ

消費者を巻き込みながら新たな農業のヒントを探る

桶田
農産物の生産から加工まで一貫してできるのが、うちの個性であり強み。ジュースのラインナップも増えてきましたが、お年寄りでも収穫しやすい小果実の栽培などに取り組めば、もっと商品は広げられると思います。
浅沼
こちらから売り込むだけはなく、ジュースのブレンドを消費者に考えてもらうのも面白いかも。選ばせたり、考えさせたり、そのプロセスを消費者に楽しんでもらうというのはどうかな。
桶田
それはいいですね!ジュースのブレンドを楽しんでもらうんだったら、スムージーにすると喜ばれるかも。
浅沼
消費者をもっと巻き込んで、つながりを広げていく。そこにこれからの農業のヒントがあると思うんだ。消費者と交流を持つことで、ここに来てもらったり、ここで農業をしたいと思う人が出てくればいい。
あしたの宮守あしたの組合へ

もっと自由な発想で、組合にしかできないことを

桶田
うちだけでなく生産者の高齢化はどこも深刻で、若手の新規参入を期待しても限度がありますよね。それよりも私が注目するのは、定年後の60代のチカラ。最近、農業に福祉的役割を求める動きがあって、生き甲斐づくりに転換できれば、新たな道が拓けるんじゃないかと思うんです。
浅沼
冬場の農閑期の活用にも可能性があるかも。需要の高い白炭の生産に取り組んでみるとか、田んぼに水を引くパイプラインを使ってエネルギーを生み出すとか。
桶田
自然エネルギーはいいですよね。ここにある資源を使って、地域内に循環できる仕組みをつくることができれば、私たちらしい豊かさが生み出せる気がします。農村だからできること、上流にしかできないことに、取り組んでいければいいなと思っています。
宮守川上流生産組合History
宮守川上流生産組合History
・平成 3年/
水田のほ場整備に向けて「宮守川上流地区
農業農村整備事業推進委員会」発足
・平成 8年/
集落営農を目指す「一集落一農場」を掲げ、
任意組合「宮守川上流生産組合」を設立
・平成14年/
直売所部会、ブルーベリー部会、
わらび山菜部会などを組織
・平成15年/
組合直営の農産物直売所
「サンQふる郷市場」を開設
・平成16年/
農事組合法人「宮守川上流生産組合」設立
・平成22年/
農産物加工所を設置し、オリジナル商品の
開発・販売をスタート
組合の詳しい説明はこちら
組合の取り組み
農林水産省天皇杯受賞